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僕らのあした

語彙力のないジャニヲタがお送りします

タクシードライバーと係長と判事

※3月25日、26日に放送された二夜連続スペシャルドラマ「そして誰もいなくなった」の内容に触れている部分があるので、これから視聴する予定の方は読まないことをおすすめします。

www.tv-asahi.co.jp

 

 

私は昔から刑事ドラマが好きで、特にテレ朝系のドラマは今でもよく見ています。土曜ワイド劇場もたまに見ていましたが、中1の時にたまたま「タクシードライバーの推理日誌」を見たのがきっかけで渡瀬さんを知りました。それは内容自体も面白かったんですが、淡々としてなおかつ人情深い演技をする渡瀬さんが印象深く残りました。

次に渡瀬さんの演技を見たのは「警視庁捜査一課9係」。中1の終わりぐらいからV6が好きだったのでこのドラマにイノッチが出ることはぼんやりとは知っていましたが、本当にぼんやりとしか知らなかったせいで予告を見るまで渡瀬さんが主演だとは知りませんでした。リサーチ不足にもほどがある。でも、V6が好きだからとかそういうのは関係なく9係が好きなドラマになった理由の一つは、渡瀬さんの演技が好きだからです*1

今年も9係が放送されることになり、楽しみにしていた矢先。渡瀬さんの訃報があり、本当にショックでした。そしてその訃報と共に「そして誰もいなくなった」が遺作となったことを知り、これは絶対に見なければ…と録画予約もしてリアルタイムで見ました。

原作未読のままドラマを見たので、第一夜の最後に渡瀬さん演じる元判事がアッサリ殺されてガッカリ感と寂しさを覚えました。しかし、第二夜で沢村さん演じる相国寺刑事が「元判事が~」と言ったところで「え!死んでなかったの!?」とだいぶ混乱してしまいました*2。もしかしたらもう少し出番あるのかな…と少し期待をしつつ見ていました。最後に発見された小型カメラには元判事の自殺シーンが映されていました。相国寺刑事の周りにいた数人の刑事がその映像を見て部屋から出ていきましたが、私もそうしたい気分でした。しかしまだ何かあるだろうと相国寺刑事は思ったのか、その映像を早送りすると、事件が起きる数日前に元判事の家で撮影された映像が出てきました。

最初は渡瀬さんの演技が見れなくなることへの寂しさがありましたが、元判事の狂ったような独白を聞いているうちにその気持ちが薄れ、恐怖感の方が強くなっていきました。特に、この事件に対して「これは芸術なんだ。どの小説家も書いた事がない芸術なんだ」と「正直に言う。私はこの手で人を殺してみたかった」という台詞や最後の不気味な表情は衝撃的でした。

タクシードライバー」でも「9係」でも「おみやさん」でも、人情深く正義感が強い警察関係者(?)役を演じるイメージが強かった渡瀬さん。その渡瀬さんが最後に演じた役がこんな猟奇的な凶悪犯だとは予想もしていなかったし、ましてや最後の最後にあんな怪演を見る事になるとは思ってもいませんでした。怖すぎてしばらく寝れないくらい(それは自分が怖がりなだけ)。去年の12月20日から今年の2月13日まで撮影していたということで、文字通り「魂を削って」演技をしていたということが伝わりました。

 

 

 

そして誰もいなくなった」が放送されてから2日がたちました。もう渡瀬さんの演技が見れないと改めて考えてしまい、やっぱり寂しいです。

ご冥福をお祈りします。

*1:もう一つの理由は9係の面々のキャラが面白いから

*2:そういえば謎解きパートで「腐敗が一番進んでる」とは言ってたからちょっとおかしいなとは思ってたけど…